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「ドカッ！」
「バシッ！」

スッ、スッと身体を躱しながら、「パンパンバシッ！！」

昨日は、三階級制覇を成し遂げた後、スッパリと現役を引退。
そして、２年半の時を経て、現役復帰を決意した亀田興毅の練習を目の前で見てきました。

興毅が現役復帰を決めたのは、僕と一緒に居たときですからね。

以前も書きましたが、興毅はボクシング、僕は剣道の現役復帰を約束したのです。

土曜日は、僕も練習です。

興毅の試合は、５月です。

試合相手は、まだ公表されていませんが、ボクシングファンなら、誰もが知ってる化け物です。

「勝てる相手と試合をしても意味がありません。亀田興毅に戻ります」

僕は、興毅の試合を全試合観ています。
２年半のブランクから、復帰試合を後ろ向きに語るアスリートたちがいますが、興毅は、現役時代にはやっていなかったスポーツ科学を取り入れたトレーニングを始めています。

それにより、パンチ力は現役の頃より、明らかに超えていました。
ミットを持ったトレーナーがよろけるほどです。

「すごいですわ」

そう語っていました。
もちろん、止まっている相手を打つわけではありませんので、
興毅には現役時代のスピードが必要です。

興毅自身も、

「対戦までには戻す」

と、語っておりました。

興毅は柔軟な思考と、ぶれない信念を持ち合わせた男です。

身体は、すでにかなり絞ってましたね。
あともう少しで、規定のウェイトに達します。

しかし、

「あともう少し」

ここからが、いちばん大変なんです。

昨晩も一緒でしたが、好きなお酒を一滴も口にしません。
アルコールは筋肉をふやけさせるのだそうです。

試合は「AbemaTV」で、完全生中継されます。

「AbemaTV」が、試合まで「亀田興毅」を追いかけています。
すでに、１週は放送されました。

https://abema.tv/video/episode/90-964_s1_p1

あんなに優しく温かい、そして礼儀正しい、興毅のどこに「狂犬」が、潜んでいるのか、
一緒に居ても分かりません。

対戦相手は　3月31日（土）２３時に「AbemaTV」で発表です。

地上波は、興毅の復帰戦をインターネットテレビに持っていかれて悔しがっているでしょう。
興毅が「AbemaTV」を選んだのは、男気からです。

昨日のパンチ力は、今のウェイト（体重）だからでしょうが、
減量をしても、そのパンチ力が維持できるようスポーツ科学を取り入れたトレーニングをしています。

40歳近くまでベルトを守り続ける選手もいる。
31歳の興毅は、まだまだ若い。

ワクワクさせてくれる男です。


ASKA（2018/3/28 12:55）