TOPに戻る

コメントの中にありましたね。

「竜馬」
「龍馬」

どちらも、表記されますが、なんとなく僕は「竜馬」の方に愛着を感じますので、
以後「竜馬」と、書かせてもらいますね。

この国を「日本」として見据え、幕府政治を民間主導に導いた幕末のヒーローです。
しかし、それは、あくまでその中の一人であり、明治維新に導いたのが竜馬というわけではありません。

江戸幕府に危機感を与えた、薩摩、長州の間を取り持ち、手を組ませた事から、
現代では、そう語り継がれています。

とにかく、発想が型破りでありました。

そうなったのは、竜馬の人見知りをしない性格が大きかったのだと思います。
めくるめく、人との出会いが、その発想を豊かにしました。

竜馬に関しては「司馬遼太郎」さん著書の「竜馬がゆく」によるキャラクター付けが成功し、
竜馬像が出来上がったのですね。

劍術に関しても「豪快で他を寄せ付けなかった」となっていますが、
少し、違うんです。

「北辰一刀流」千葉道場主の「千葉定吉」の元で剣術に励んでいたのですが、
実は、なかなか上手くならなく、千葉先生が頭を抱えるほどだったのです。

なぜ、頭を抱えたか・・・。

「千葉定吉」の次女「さな」さんが、竜馬に惚れてしまいまして、
千葉先生は、娘の気持ちを知っていましたので、何とか「竜馬」と「さな」さんを結婚させたいと。

つまり、竜馬を、今でいう「道場の館長」にさせ、後継にしたいと考えていたのです。

ところが、竜馬、それほど強くないわけです。

道場の後継にするには、竜馬に、北辰一刀流の「免許皆伝」を持たせなくてはならない。
後に、やっと「免許皆伝」となりました。

「北辰一刀流免許皆伝　坂本竜馬」

現代では、こう伝わっています。

いつだったかな・・・。
40年ほど、いや、もう少し前かな？

その坂本竜馬の「免許皆伝」の巻物が、アメリカで発見されたのです。
どうしてアメリカに、それが渡っていたのかは謎なのですが、それは本物でした。

「坂本竜馬研究会」

の、方たちは、皆知ってると思うな。

それには、

「北辰一刀流免許皆伝　　長刀　坂本竜馬」

と、書いてありました。

「長刀」

と、付け加えてあった。

一見、長い刀のように受け取りますが、長い刀で免許皆伝・・・。
聞いた事、ありません。

実は、これ、

「なぎなた」

の、事でした。

娘の想いを叶えてあげたいという親心から、千葉先生は、当時女性の剣術としての「なぎなた」を竜馬に勧め、
それで「北辰一刀流免許皆伝」を取られせたという隠れた話があります。

と言って、竜馬が劍術にダメダメであったわけではなく、
上には上がいて、どうしても一番にはなれなかったという事でしょう。

千葉先生の想い虚しく、
「竜馬」と「さな」さんは、結婚することはありませんでした。

「さな」さんは、一生涯独身でした。

とにかく竜馬は、女性にモテた。
これは、どの記録を読んでも、そう書いてありますね。
魅力的な男であったことは間違いないようです。

なんか、久しぶりに「竜馬」の本を、読んでみたくなったな。



ASKA（2018/3/4 16:48)