BLOG

第135回「ASKA Terminal Melody」〜リクエスト回(2)〜🙋9/5 新【追記】

「HOTEL」も久しぶりに聴いた。

あれは、どうだったかな?
デモでは、それなりに近い雰囲気は出ていたけど、やはり編曲の「十川知司」の手にかかると俄然作品になった。

C&Aのサポートメンバーに「澤近泰輔」「十川知司」の2人が居たって、それだけで贅沢なバンドだったね。
あの頃、音楽界が全てに贅沢をしてた。
僕らは、その中でも特別だったと思う。
リハーサルに2ヶ月とか、かけていたからね。

作っては壊しの連日でした。
これ、マイケル・ジャクソンのステージを見せつけられたことにより、「初日から完璧」を目指すようになったんですね。

「この曲はこのような感じ」が阿吽の呼吸でなされ、完成しても曲の入れ替えで、また作り直し。
ライブ用の編曲は、オリジナルに忠実なものと、全く様変わりさせたもので構成していた。

「HOTEL」が出来上がったのは、そんな贅沢なライブを行い始める直前じゃなかったかな。
C&Aのムードが高まり始めた頃。

あの曲は、マイナーコードで押しに押しておいて、サビで一気に明るくなる手法を使いました。
Aメロとサビが同じ曲のモノとは思えないように。
この手法は時々使ってる。

「着地点」などもそうですね。
リクエストしてくれた方も、歌詞の意味をあまり考えずに聴いていたとコメントしてくれた。

そうですね。
「官能的」な歌詞だからね。
あの頃、小説家「渡辺淳一」さんの作品を良く読んでました。

影響?
あったと思う。
20代後半から30代は、どんな曲も歌える。
今だにそう思ってます。
作品を作る人は、その年齢あたりで死ぬほど楽曲を作っておいて良いと思ってます。
その辺りの曲は、60代になっても歌えるから。

と、いうのが僕の感覚です。

40代で作るラブソングは「訳あり」な楽曲になってしまう。
50代になると、ちょっとキモくなって描けなくなってしまう。

と、いうのが僕の感覚です(笑)

「HOTEL」はね、徹底的に韻を踏む事を目指しました。
Bメロのことね。


  結びながら ほぐしながら 繋ぎ合わす唇
  待てないから 欲しがるから 君を盗む 奪う 夜更けのホテル


う〜ん、官能・・・。

  アンモナイトになるまで

は、当時住んでいたマンションの玄関のタイルがアンモナイトだった(笑)
数千年?数万年?のアンモナイトが、スライスされてタイルになってた。

1990年頃のマンションでは流行ってたのかな?
今でも、そうなのかな?

この曲は、C&Aでも人気曲でした。
次のツアーでは、久しぶりに歌ってみたいかな。

リクエスト、ありがとう。

ASKA(2023/9/4 23:17)

P.S.

稽古から戻って、一息ついたところでした。
最近、稽古ができていなかったので、しばらく固め稽古だ。

今日、昼間に作った曲は、いちからやり直しです。
提供曲だったのだけれど、あまりに自分の色が出過ぎているし、自分の楽曲とするならば、それはそれでもっと仕掛けをしたい。

追記:

コメント

「私的には『アンモナイトになるまで』の意味が化石になるくらいまで永遠にと思ってました」

それも込めてるんだよ。
男女が、ベッドで眠っている光景を描写して「アンモナイト」としました。

(9/5 19:30)