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「お見送り」から大阪へ飛んだ一日

今日「佐々木」さんの葬儀に参列した。

佐々木さんの(航空自衛隊当時)制服姿を初めて見た。
「情報部」にいた人。

僕は、普段着か剣道着姿しか見たことがなかったので、とても新鮮だった。
そんな佐々木さんが眠ってた。
本当に寝ているようだった。

昨年末に電話で話したばかり。
とっても元気だったんだよなぁ・・・。
「ガン」と付き合って、約18年。

佐々木さんは、メキシコのインターナショナル剣士の指導をされていたので、
「元気になったら、一緒にメキシコに行きましょう」と、約束をしていたのだけれど、その夢は叶わなかった。
綺麗な構えで、攻撃も防御もできる全国選手。

剣士が目指す「全日本選手権」にも出場。
そして全国自衛隊剣道大会では、個人3連覇された。
いつも笑顔だったけれど、

「一緒にメキシコに行きましょう」

と、投げかけた時、初めてポロポロと涙を流された。
僕が剣道界に戻ってきたことを心から喜んでくれ「四段」の昇段審査の時には杖をついて応援に来てくれた。
形見分けとなった「三本の刀」もそうだけど、昨年末には、僕が勝手に自分のシンボルとした黒目の竹刀を5本送ってくださった。

竹刀は消耗品なので、これを全部使い切ることはできない。
最後の1本は使わずに飾っていたいな。

今日は、以前からお招きしてもらっていた「亀田興毅」プロデュースの「3150ファイトクラブ」の試合。
昨日は「不幸があったために」と、断りの連絡を入れた。

興毅も「お見送りしてあげてください」と。

でも、今朝になって、やはり駆けつけることにしました。
日本人初の世界ヘビー級チャンピオンとなる可能性を秘めた「但馬(たじま)ミツロ」が、今日、僕が見に行くことを楽しみにしてくれていたからね。

佐々木さんに最後のお別れを告げ、2時過ぎの飛行機で大阪へ。
試合を見に行くことを一度キャンセルしたために、今日、急遽では事務所のマネージャーも動きがとれない。
興毅が用意してくれていたチケットは2枚。
この席、やはり空席にするわけにはいかないよ。




福岡空港搭乗口で、興毅と繋がりのある「長尾医師」に「もし、時間がありましたらご一緒しませんか?」とメール。
大阪に着いた瞬間に「行きます」とお返事が来た。

長尾先生が到着したのは「ミツロ」の試合直前だった。
圧倒的な強さで1R、KO勝ち。
試合後、ロッカールームへ。
ミツロとは初対面。

「ミツロと呼ぶぞ」
「はい!」

リングを降りたミツロの、この笑顔。
可愛いったらありゃしない。



本当に日本人ヘビー級チャンピオン、誕生するかもだよ。
もう、ミツロと対戦できる選手は、アメリカにしかいない。
早ければ来年、僕たちはその瞬間を見られるかもしれない。

試合後、長尾先生と蕎麦を食べに行った。
僕と長尾先生は、今日まで「ある事」について話をしたことはなかったけれど、全く同じ未来予測だった。

「ミュージシャン」だとか「医者」だとか、職業の違いで分けられる話ではなく、
「日本人として」の話を展開。

今、日本列島を襲っている風邪。
「コロナ」「インフル」で片付けられないです。

「第3種の新種」

と、僕は受け取った。
この感染力、只者ではないです。
イベルメクチンでも躱せない。
感染する。

ただ、それがあれば回復が早い。

これは長尾先生が語ったわけではなく、僕の周りでの状況。

今日は、佐々木さんのお見送り、
3150ファイトクラブ
そして、強力な感染力を持った(中国からと思われる)新種の話。

明日は、約40年来の付き合いの「長江健次」のライブで歌います。
健次の押しに負けての、友情出演です。
健次は

「本気で音楽やってます」

とのこと。
その「本気」というフレーズでの友情出演。
それでも僕はプロだから、ヘビー級の歌を歌わなきゃね。

「お見送り」から大阪へ飛んだ一日の出来事でした。

ASKA(2023/1/6 25:40)