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今回の熊本行き、
そして「熊本市長」へお会いしに行った理由は、差し控えさせてください。

前回のライブへお越しにいただいたお客さん、そして「Fellows」を代表としてお会いしに行ってきました。

「番外編」と題して。

会員ブログから抜粋

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大西市長、ミュージシャンでもありまして音楽への愛情が深い。
ドラマーなんです。

ASKAバンドの「江口信夫」との繋がりもありました。

震災時の事を話してくださいました。
その話の中で、

「震災から約1ヶ月間、市長として責務を果たすために指揮を取ることだけを考えていました」

印象的な言葉でした。
ずっと、家にも帰らなかったそうなんですね。

如何に「市長」であろうとも、
誰も経験したことのない大震災が起こってしまった時に「市長」という役職につかれてしまったわけじゃないですか。

「自分がしっかりしなくては」

それだけを考え続けていたそうです。

そして、少しだけ落ち着き始めた時、
飛行機の中で、ふと耳にした音楽を聴いて涙が止まらなかった事を話してくださいました。

音楽を聴く時間さえなかったのでしょう。

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この話を、会員ブログで読まれた方は、ここだけでも胸にこみ上げるものがあったのではないでしょうか。
市長は、若い頃、プロのドラマーを目指されていたんですね。

ASKAバンドの「江口信夫」の名前も出てきたくらいですから、
「目指していた」ではなく「ドラマーにならなかった」という表現の方が適切なのかもしれません。

今でも、家でドラムパッドを叩いているということから、
案外、即ステージで演奏できるのではないでしょうか。

談笑中、

「今度の熊本ライブでも、公開リハーサルをやる予定でいますから、
１曲、叩いてみませんか？やってください。やりましょうよ」

と、投げかけてきました。

「いえいえ」

とは、仰っていましたが、公開リハーサルでの楽曲に１曲増やしてみようかな。
市長のドラムで歌う僕を、ぜひ、観ていただきたいかな。
リハーサルであろうとも、僕は全力で歌います。

熊本の皆さん、市長のドラムを楽しみましょうよ。
音楽を楽しみましょうよ。

と、ブログで市長にプレッシャーをかけているASKAです。

そうそう、今回の熊本行きで、もう一人お会いしたい方がいらっしゃいました。
高校剣道日本一の「九州学院高校剣道部」と、その剣道部監督の、

「米田（こめだ）監督」

突然のアポを受けてくれました。
ゴリけんが「九州学院高校剣道部」でしたからね。
以前より、間接的にお会いしたい旨を伝えていたのです。

行ってきました。

校門までお迎えに来てくださいました。
テレビで拝見していました「怖い監督」の一面は見ることができなかった(笑)
終始、和やかなお顔でお話ししてくださいました。

しかし、生徒の前で、
一度、監督となると、それはそれは厳しい監督でしょう。

女子剣道日本一の「中村学園」の「岩城監督」もそうでしょうからね。

アポなしで、九州学院剣道部道場に顔を出しましたから、
生徒たちは、一斉に驚いてくれましたが、その驚き方の清々しさったらなかったです。

「驚き方の清々しさ」って、変な表現ですが、
本当に、そう感じたんです。

みんな、一斉に並んでくれまして、
申し訳ないと思いつつ、九州学院生に僕なりの言葉をかけさていただきました。

今、ちょうど「東京オリンピック」が開催されています。

「みんな、オリンピックに出場したいと思わないかい？」

一斉に、

「はい！出たいです！！」

そうなんです。
以前より、ここで語ってきました。

高段者の方から、

「剣道は武道であってスポーツではない。オリンピック参加種目には断固反対する」

との、お叱りも受けました。

しかし、今現在、「スポーツ」と「武道」の明確な違いを述べられる方はいらっしゃいません。

全世界の剣道人口は年々増加しています。
そのうち、必ず「オリンピック種目」になることでしょう。
韓国は、早くからオリンピック種目に手を上げています。

やがて「オリンピック種目」となった時、
そして、全世界が注目する中で韓国が優勝しましたら、

「日本が出てないからだよ」

は、物知りの人の言葉だけにしかなりません。
世界は、

「剣道は韓国」

と、なってしまいます。

3年毎に開催されます「剣道世界選手権」では、
過去17回で、実に16回日本が優勝しています。

一度だけ、優勝を逃しました。
その時は、アメリカに敗退しています。
その大会では、韓国が優勝いたしました。
初優勝でした。

しかし、

「日本」対「韓国」

の直接対戦では、まだ一度も韓国に負けたことがないのです。

なぜ、今、また僕が「オリンピック参加」を口にしているのか・・・。

１位
２位

が、日本、そして韓国であることは、まず間違いはないでしょう。
しかし「３位争い」となれば、そこに「フランス」が加わるのです。

「フランス」も強いですからね。

次のオリンピック開催国は「フランス」です。
「パリ五輪」ですね。

「オリンピック」にしろ、「世界大会」にしろ、
不思議に「開催国マジック」というのがあります。
開催国にメダルが多い。

もし、剣道が「オリンピック種目」の選考種目として上がるならば、
「３位狙い」のフランスは手を上げるはずです。

過去、振り返っても、これほどのチャンスはありません。
若い剣士は、誰もオリンピックに出場したいと思っています。

「パリ五輪」が、最大のチャンスとなるでしょう。

僕は、試合後、
流れる汗と共に、「日の丸」が上がる光景を見つめる日本剣士の姿を見てみたい。

国技のない「日本」
「相撲」が国技のように語られていますが、実はそうではありません。
日本には国技がないんです。

剣道を「国技」として、ぜひ、オリンピックに参加でして欲しいと願っています。

「みんな、オリンピックに出場したいと思わないかい？」

「はい！出たいです！！」

若い剣士たちの思いを、ぜひ叶えてあげたい。

本当に清々しかった。

九州学院生に、

次は防具を担いでお邪魔することを約束してきました。

と、ここまで書いて、言葉足らずを補足。

「次は防具を担いで『コテンパン』にされることを約束してきました」

でした。

僕の突然の訪問を温かく迎えてくださいました

「米田監督」

に、心よりお礼を申しあげます。



ASKA(2021/7/28 22:48)

P.S.

番外編２

スーパーお婆ちゃんと僕。



残念ながら、キミちゃんの顔が写ってなかった・・・。
キミちゃん、まだ、自分がどれほど全国区なのか、気が付いていませんでした。

追記：

コメント

「愛する剣道がショービジネスの為に汚されて、スポーツチャンバラ化するのは目に見えている。
でも、それも時代なんですかね」

ない、ない。
剣道に、そのようなことはありません。
そのような出来事は、どう想像を働かせてもありません。

「心技体」

これが揃って１本です。
外国人審判も、しっかりしています。
日本で剣道を学んだ方ばかりです。

もし、世界ルールというものができたとしたら、

「ビデオ判定」

は、あるかもしれません。
日本の試合でも、微妙な瞬間、そして旗の差し違えはあります。

それでも、審判は絶対です。
それが「剣道」ではあるでしょうが、もしルールが加わるなら「ビデオ判定」でしょうね。

それでも、

１本は１本

です。