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音楽は世の中のもの

昨日の、

TOKYO FM「Terminal Melody」

前回も、感想をお伝えした通り、
やっぱり、すごくいい番組ですね。

ラジオで癒されるって・・・。

「ASKAだから」ということではなく、
たまたま、僕に焦点を当ててくれたというだけです。

番組企画構成が斬新。

作風というものは、時代によって変化していきます。
その変化は、活動を持続するにおいて必要なことではありますが、
昨日のように、今、振り返って過去の作品を聴くと、変化しずぎた部分にも気がつく。

その変化しすぎた部分を、今、調整し直すきっかけを与えてもらったような気持ちです。
その調整も、今、必要な変化と受け止めると、新しい発見です。

今、打ち合わせが終了しました。

一昨日、小室哲哉と「Clubhouse」を行いました。

地震によって、一度リスナーがガクンと減ったようですが、
番組後半では、マックス5000人のルームに入れないリスナーが多かったとのこと。

音楽業界の方々、
聴いておられましたねぇ。

ミュージシャンも参加されていたようですが、
それよりも、音楽業界の方々が興味を持って聴いてくれていたようです。

音楽業界は、今、舵取りに困っています。

と、言って、僕が舵取りを行うわけではない。

以前、この部屋で小室と語り合った「これからの音楽業界」は、
二人で「玉手箱」を開けたようでした。

ミュージシャンが新しいことをやろうとすると、
権利を主張に「けん制」する人たちがいる。

古い。
考えが古いよ。

放送中、僕が語ったことは、

「こちらと、向こう岸に別れないで、一緒に『湖』をつくることが必要」

僕がいちばん伝えたかったことは、これでした。

誰もが、そう思いながらも、手をつけられないこと。

違うな。

今は、手をつけられる。

音楽は、音楽業界のものでもアーティストものでもない。

音楽は、

「世の中のもの」

なんです。


ASKA(2021/2/15 22:15)