大きな勘違い【追記】
先ほど、あるサイトの記述を読んで、
これは、しっかりお伝えしておかなくてはならないと思いました。
僕は、現在「メジャーレーベル」には属していません。
以前も、お伝えしたかとは思いますが、
3年前かな?
ある「メジャーレーベル」からお声をかけていただきました。
しかし、
現在の活動を楽しんでいますので、丁重にお断りいたしました。
メジャーレーベルに属していないと、
作品づくりに十分なお金がかけられないと思われていらっしゃる方がおられます。
大きな勘違いです。
制作費は、バブル期と比べると、もちろん落ちてはいますが、
それ以降、作品づくりにかける制作費は、何も変わっていません。
現在、どのアーティストもそうです。
プリプロ(プリプロダクション)を重視しています。
プリプロは、個人の部屋で十分できます。
スタジオでプリプロを行うという手法は、もう昔のスタイルです。
これは「経費節減」もありますが、スタジオアシスタントを要さず、
時間をかけて、存分に楽曲を構築できるからです。
「経費をかけていないから、ノイズが気になる」
とのご指摘がありました。
このノイズは、メジャーレーベルであろうとも起こるときは起きます。
ミックスダウンでは、各トラックごと、慎重に音を聴きますので、
エンジニアが荒い仕事をしない限り、ノイズを見つけられないなんてことはありません。
たまに「デジタルエラー」というのもあります。
しかし、そのようなものは、レコーディングの段階ですぐに気がつきます。
「ギターのピック音」
「鍵盤のペダル音」
「シンセサイザーのうねりのピーク」
など、
それらが微妙に重なった時に、それらしい現象が起きます。
しかし、僕たちはプロですので、何よりも耳で聴こえる音の方を大切にします。
例え、データ上問題なくとも、聴こえ方が問題であれば「耳」を尊重します。
「メジャーレーベル」
「インディーズレーベル」
関係ありません。
もちろん、若いミュージシャンで物理的にお金がかけられない人もいるでしょう。
「サンプル音源」だけで、レコーディングを行わなくてはならないこともある。
僕の場合は、「この楽曲にはサンプル音源が望ましいか、望ましくないか」だけの判断です。
今の時代、生楽器が全てではありません。
しかし、必要とあれば、
全曲、生楽器にするくらいのつもりでレコーディングに臨んでいます。
「メジャーレーベルではないから、お金がかけられない」
は、ナンセンスです。
2000年になりレコード会社を移籍しました。
その時に、
「原盤収入を振り分けてもいいんじゃないか?」
と、考えた「ユニバーサルミュージック」との数年間以外、
デビュー当時から現在まで、レコード会社に制作費を出させたことはありません。
デジタルノイズによるノイズが確認された場合には、
すぐにでも回収し、原因を解消しプレスをします。
聴かれる方に「ノイズ」と感じてしまう音もあるでしょう。
しかし、それはノイズではありません。
楽器同士の干渉によるものかもしれません。
これは、お伝えしておかなきゃね。
ASKA(2020/11/9 19:14)
追記:
コメント
「メジャー時代のCDには出来ずインディーズになってからのCDでのみできる事があります。
それは『ボーカルオフにしてASKAさんコーラスを楽しむ変態チックなお遊び』です。」
その手法は、真ん中に定位するメインボーカルの周波数に変化を与えることでできます。
その場合、ステレオで両方のスピーカーから出ているハーモニーは消せません。
ですから、ハーモニーだけ鳴るんですよね。
これは、昔からある手法です。
ただ、音自体に影響が出ますので、
劣化したサウンドにしかなりません。
ですので、「お遊び」として流通しているわけです。
「Too many people」だからできるわけでははなく、
全ての音源で可能なはずです。
これは、しっかりお伝えしておかなくてはならないと思いました。
僕は、現在「メジャーレーベル」には属していません。
以前も、お伝えしたかとは思いますが、
3年前かな?
ある「メジャーレーベル」からお声をかけていただきました。
しかし、
現在の活動を楽しんでいますので、丁重にお断りいたしました。
メジャーレーベルに属していないと、
作品づくりに十分なお金がかけられないと思われていらっしゃる方がおられます。
大きな勘違いです。
制作費は、バブル期と比べると、もちろん落ちてはいますが、
それ以降、作品づくりにかける制作費は、何も変わっていません。
現在、どのアーティストもそうです。
プリプロ(プリプロダクション)を重視しています。
プリプロは、個人の部屋で十分できます。
スタジオでプリプロを行うという手法は、もう昔のスタイルです。
これは「経費節減」もありますが、スタジオアシスタントを要さず、
時間をかけて、存分に楽曲を構築できるからです。
「経費をかけていないから、ノイズが気になる」
とのご指摘がありました。
このノイズは、メジャーレーベルであろうとも起こるときは起きます。
ミックスダウンでは、各トラックごと、慎重に音を聴きますので、
エンジニアが荒い仕事をしない限り、ノイズを見つけられないなんてことはありません。
たまに「デジタルエラー」というのもあります。
しかし、そのようなものは、レコーディングの段階ですぐに気がつきます。
「ギターのピック音」
「鍵盤のペダル音」
「シンセサイザーのうねりのピーク」
など、
それらが微妙に重なった時に、それらしい現象が起きます。
しかし、僕たちはプロですので、何よりも耳で聴こえる音の方を大切にします。
例え、データ上問題なくとも、聴こえ方が問題であれば「耳」を尊重します。
「メジャーレーベル」
「インディーズレーベル」
関係ありません。
もちろん、若いミュージシャンで物理的にお金がかけられない人もいるでしょう。
「サンプル音源」だけで、レコーディングを行わなくてはならないこともある。
僕の場合は、「この楽曲にはサンプル音源が望ましいか、望ましくないか」だけの判断です。
今の時代、生楽器が全てではありません。
しかし、必要とあれば、
全曲、生楽器にするくらいのつもりでレコーディングに臨んでいます。
「メジャーレーベルではないから、お金がかけられない」
は、ナンセンスです。
2000年になりレコード会社を移籍しました。
その時に、
「原盤収入を振り分けてもいいんじゃないか?」
と、考えた「ユニバーサルミュージック」との数年間以外、
デビュー当時から現在まで、レコード会社に制作費を出させたことはありません。
デジタルノイズによるノイズが確認された場合には、
すぐにでも回収し、原因を解消しプレスをします。
聴かれる方に「ノイズ」と感じてしまう音もあるでしょう。
しかし、それはノイズではありません。
楽器同士の干渉によるものかもしれません。
これは、お伝えしておかなきゃね。
ASKA(2020/11/9 19:14)
追記:
コメント
「メジャー時代のCDには出来ずインディーズになってからのCDでのみできる事があります。
それは『ボーカルオフにしてASKAさんコーラスを楽しむ変態チックなお遊び』です。」
その手法は、真ん中に定位するメインボーカルの周波数に変化を与えることでできます。
その場合、ステレオで両方のスピーカーから出ているハーモニーは消せません。
ですから、ハーモニーだけ鳴るんですよね。
これは、昔からある手法です。
ただ、音自体に影響が出ますので、
劣化したサウンドにしかなりません。
ですので、「お遊び」として流通しているわけです。
「Too many people」だからできるわけでははなく、
全ての音源で可能なはずです。
COMMENT
大きな勘違い【追記】のコメント
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ニックネーム:paracadute寒くなってきましたね🍂お疲れさまです。
先ほど北海道の雪のニュースが出てました。支笏湖も雪景色でしょうか❄️
さて、75分SPのことでお聞きします。熊本ファイナル、来年あるんですか?「来年に延期」て言ってたから、「やるの!?やるの!?」と気になって😅 -
ニックネーム: CO CO7私がASKAソングを4年間、毎日欠かさず聴かないと物足りなくなった理由がわかった気がします。
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ニックネーム:同郷のくま子専門のお話をありがとうございます。
レーベルの事はよく分かりませんが、ただ、ASKAさんが追求される音だったり、ハーモニーを聴ける事に感謝です。 いつもバリエーション豊かな素敵な楽曲をありがとうございます。
先日のインタビューのお話も聴き入りました。終わりのお話も心に留めよう!と思いました。
そして、大統領選のお話も追っかけて、読ませてもらってます。前回の選挙より、ずっと注目しました。今もですが。
いつも広い視野でのお話をありがとうございます。 -
ニックネーム:Meguおはようございます^^
再来週に初!福岡に行ってきます(o^^o)
喫茶フレンドさんと酒屋さんに寄ってきます♡♡
他におすすめの場所、お店ありますか?? -
ニックネーム:まぶやーおはようございます!最高気温13度に最低6度ってお天気アプリに出ています。先週沖縄に帰っていた時は30度あって、家族がクーラー使ってたのに、こっちはオイルヒーターが稼働中。
まだ今よりも沖縄の冬が寒かった頃(室内16度)、足元寒くて電気ストーブ(祖母用だった)を使いたいと言ったら、母に「こっき、こっき・・・自分に打ち勝つ『克己心』よ!」と言われて使わせてくれなかった記憶が蘇ります(;´༎ຶٹ༎ຶ`) 姉が、「北海道の室内の方がよっぽどあったかいよ〜」とも。