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もう、これまでの僕のブログから、
何となく6月の公演がなくなることは感じられていたことと思います。

普通ならば、もう中止となるところですが、
そうはできませんでした。

今回の「 higher groundツアー」は、ある意味、そうそう行えるツアーではありません。
いつものサポートメンバーに、生ストリングス15人が、加わってくれました。

参加してくださいました皆さんと、
パフォーマーであるステージ上の僕らの温度、熱気は見事に一致していました。

それでも、残り2本を前にして、

「もう中止せざるを得ない覚悟をしておかなくてはならないな」

と思ってもいました。

ところが、ビルボードはそうじゃなかった。

「このツアーだけは、何としてもファイナルを迎えたい」

と。

僕は、僕で、もし中止となった時には、
皆さんから寄せられた募金を、熊本まで直接お届けに行くつもりでした。

ライブを心待ちにしてくれています皆さんの熱意もそうです。

どこをどう切り取っても、僕たちには「正の波動」しか生まれていませんでした。

今、今年秋からのツアースケジュールを、後ろにずらす努力をしています。
来年1月からになるの2月からになるのか、何月からになるのかはまだわかりません。

1ツアー中に、「higher groundツアー」の2本を組み込むことは物理的に無理ですので、
もしかしたら、次のツアー前後に、
「higher groundツアー」のファイナルを行うことになるかもしれません。

ビルボード、
ツアースタッフ、会社スタッフ、イベンター、
そして何よりも、「higher groundツアー」を諦めないでくれたみなさんに、
心より感謝したします。

今回の「新型コロナウイルス 」は、
今を生きる人たちに、苦しみだけを与えたのではなく、
人として、最も大切なことを教えてくれたのかもしれません。


ASKA(2020/5/14 14:27）