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今、小同窓会から戻って参りました。

基本、小学校6年のメンバーでした。

同級生の女子（その頃）が、食事処をやっていましたので、そこで集合となったわけですが、
その女子の高校時代の友人も加わりました。

ところが、その友人、
僕の通った保育園で一緒に通っていた子（その頃）でした。

もちろん、ふたりともとは、今までずっと付き合いはありましたので、
ふたりのことは、よく知っていましたが、
そのふたりが、高校時代の同級生であったことは、今日知ったのです。

そして、もうひとり、同じ保育園だったヤツがいました。

本当に、人の縁とは、端々に枝分かれした小さな川が、
ひとつの河で、合流するようなものだと感じました。

その小同窓会では、保育園から一緒だった友達が、僕を含めて3人居たのです。
ふたりは、お互いのことを覚えてはいませんでしたが、僕が覚えていましたので、
保育園話まで遡りました。

この小さな集まりで、3人が同じ保育園って・・・。
すっかり、意気投合。

大盛り上がりでした。

そこで、僕は、この話を同級生たちにしてみたのです。

「お前たち『大砲ミミズ』って、知ってるか？」

全員、知っていました。
7つ先の駅に住んでいたヤツも知っていました。

前回のソロライブ「ROCKET TOUR」で、僕がお話しした「大砲ミミズ」です。
実は、その「大砲ミミズ」というのは、僕が、保育園時代に、知ったかぶりしてつけた名前だったのです。

瞬く間に、その保育園では、その大きなミミズのことを「大砲ミミズ」と、呼ぶようになりました。
自分では、

「ま、いいか」

てな具合だったのですが、その後、小学校でも、そのミミズのことを「大砲ミミズ」と、呼んでいたのです。
自分では、あの時、その大きなミミズを見て、とっさにつけた名前でしたので、それを小学校全生徒が、
その名前で呼んでいることが、どうしても謎だったのです。

しかし、そう呼ばれているので、そうなのでしょう。

僕の世代が呼んでいた「大砲ミミズ」は、僕が保育園児だったときに、はずみでつけた名前。
それが、福岡市の同世代に広がったことは、子供ながら、自分にとっては、ものすごいことでした。

それを、全国ツアーで語っていましたとき、ついに福岡のライブを迎えることとなったのです。
メンバーには、

「この話をしたら、福岡のお客さんは、その事実にどよめきが起こるよ。何せ、名付け親がASKAだった
という話になるので」

と。

もう、ワクワクしながら、ステージで、その場面を迎えるわけです。

「ね、みんな『大砲ミミズ』って、知ってるよね？」

シーン・・・。

「ほらほら、ミミズのでっかいヤツ」

シーン・・・。

メンバー大爆笑。
本人、テンションど下がり・・・。

なぜ、その話をステージでしたかの理由があったのです。
ネット検索が、当たり前になった時代ですので、
ある日、ずっと不思議に思っていた謎の広がり「大砲ミミズ」を検索しましたところ、「ウィキペディア」に、
その名前が、載っていたのです（現在は消えている）。

正式名称は

「シーボルトミミズ」

でした。

そして、そのウィキペディアでは、

「シーボルトミミズ」（福岡地方、一部では「大砲ミミズ」とも呼ばれている）

パソコンの前で、

「おれ！！おれ！！名前つけたのオレ！！」

と、ひとり大騒ぎした出来事となりましたので、他県では知らずとも、
福岡では、大盛り上がりのトークになることを信じて、ワクワクしながら話したからです。

しかし、会場は、

シーン・・・。

と。

「嘘だよね？ね？知ってるよね？知ってると言って！！！」

シーン・・・。

あんな空振り、初めての経験でした。

しかし、今日の同級生たちは、みんな知っていたわけです。
僕の世代、5歳前後の福岡人は、おそらくみんな知っています。

そう、呼んでいます。

あれ、あの名前、つけたのオレですぅーーー！！！！！！
春日原保育園から広がりましたぁーーー！！！！！

当時の会報誌でも、その落胆ぶりは語りました。

あまりに悔しい出来事となりましたので、当時、「TUG of C&A」の会報の構成をやっていたスタッフに、
下の文を創作して、送りつけてやりました。

一世一代の「大嘘」を、何時間もかけて書き上げたのです。
それが、これです。







ま、直ぐにバレました。

何せ、「西日本新聞」ではなく「酉（とり）日本新聞」ですし、登場人物の名前が、名前ですから。

膳福 宇総（ぜんぶくうそう）
飯嘉 源史郎（いいかげんしろう）



「大砲ミミズ」

私が、名付け親です。
本日より、更に改名。

「ASKAミミズ」

と、します。←イイのか？　ミミズだぞ・・・。ASKAミミズだぞ⤵️・・・。

もう、どーでもイイです。


ASKA（2018/5/03 1:11）