香港の音楽業界
今日、何年ぶりだろ?
C&A、そして僕のソロのコーディネートをやっていてくれていた女性との食事会でした。
2日前、突然、日本に来ているとのメールをもらったので、
すぐに会うことになりました。
香港の音楽業界も日本とまったく同じで、
さっぱり CDが売れないとのことでした。
「アニタ・ムイ」という、女性シンガーの話にもなりました。
もう、随分前に亡くなっていたのですが、生前、香港に行った時には、
朝までいろんなところに連れて行ってくれたなぁと。
子宮ガンだったそうです。
病気のことは一切語らず、ギリギリまでステージに上がっていた話は、
今でも語り継がれているとのことでした。
日本のシンガーの話にもなりました。
香港コロシアムを二日間行ったのはC&Aだけですからね。
今、香港に訪れる日本のシンガーは時々いるそうですが、
やはり、ほとんどお客さんは集まらないそうです。
これは、僕の持論なのですが、海外で何かを行うときは、
その国の人と組まなくてはなりません。
その国に在住する日本人を通して仕事を運べば話も早いし、
信用もできるのですが、成功はしません。
なぜならば、
その国に住む日本人は、自分の仕事上での居場所を確保しなくてはならないため、
その国の人たちと上手くやろうとします。
つまり、強引に事を運べないということです。
その国の人を選んで仕事をすれば、その国の人には野心がありますので、
いろんな障害なども、同国民のつながりで話し合いを持ち、
例えば、C&Aに限って言わせて頂くなら、
「C&A にとってどうすれば成功するか」を真剣に考えてくれます。
その上で「引けない」「引かない」出来事とし、強引に進めてくれるのです。
成功すれば、他の日本人アーティストの仕事を増やすことができるからです。
ですので、海外で仕事をするには現地の人と組まなくてはならないという、
持論を持ちました。
日本のアーティストで、向こうで売れたからと言って、
向こうでライブをやろうとしても、まず、お客さんは集まりません。
やり方、方法論というのがあります。
そんな話をしましたね。
再来年ぐらいには、また、上海、北京、台湾、香港、シンガポールなど、
いくつかの国でライブがやれたらいいな。
なぜ、彼女が、今回連絡をくれたか。
彼女が、香港では大きなCDショップに立ち寄った時、
偶然、僕のCD を買いに来ていたお客さんと店員との会話を聞き、
それを僕に伝えたかったとのことでした。
「Weare構想」も伝えることができました。
その上で、現在、世界中の激減しているCDショップが、
今後は、どデカイショップ生まれ変わることを伝えました。
どうすればそうなるかは、まだ言えませんでしたが、
今、メールで「近いうちにお話しするね」と、送りました。
僕は、著書「700番 2,3巻」の中で書きました。
「僕程度の人間が思いついたことは、その瞬間、世界のどこかで、同じ時に同じことを思いついてる」
と。
本当にそう思っているのです。
同じアンテナを高く伸ばしている人が、いるからです。
そのような人は、同じ時に、同じモノを受信するのです。
あとは、行動力の差です。
時が一周して、また戻って来ているのを感じています。
やりたいことが増えていきます。
また、香港でライブをやらなくてはね。
持ち得た方法論を駆使して。
でも、いちばんは、心を許しあえる仲間を海外に持つということです。
COMMENT
香港の音楽業界のコメント
-
ニックネーム:akako-reソロは2008年11月でした、懐かしいです。(23:43)
-
ニックネーム:naisuiどこで何をするにも、心を許しあえる仲間を持つことは、人生の宝だと思います。
人に興味を持つことを無くしてしまうと、ネットワークは遮断され、うちにこもるようになり、行動も遮断される。
出掛ければ、そこに出会いがあり、ネットワークが広がる。
でも、そうするかしないかは、自分の心一つなんだと思います。
飛び出す勇気!!!askaさん、勉強になります^^ -
ニックネーム:yewcokoot香港在住です。
香港のソロ、マカオのソロ、行きました!とってもとっても素敵で、最高の思い出ができました。ASKAさん、本当にありがとう!
また、来てもらえたら、最高に嬉しいです。今度は娘も一緒に行きたいと思います。
CD shopは確かに香港でも減りましたね。または縮小か、一等地から離れたり,
とか。どうこれから変わって行くのか、興味深いです。 -
ニックネーム:masato1230マカオも再度是非!広州もご検討下さい!
-
ニックネーム:chagennaその香港にいる者です。
勢いのあった90年代の日系企業はそうだったのかもしれませんが・・・
>その国に住む日本人は、自分の仕事上での居場所を確保しなくてはならないため、
>その国の人たちと上手くやろうとします。
悲しいかな、上手くやるどころかその国の人たちの言いなりになるしかない組織もあったりします。
肌感ではそういう企業の方が多いのではないかな、よくそんなことが、という労務問題を聞きます。
私はどちらでもなく、
自分の居場所はどのような状況でも自分で見つける、見出す、
上手くやろうとするというのは言い得て妙、現地人のキャラクターを最大限に生かし、時にはぶつかることも厭わない、自らの成長に変えていく、チームの成長に変えていく
Passionと高いモチベーションを持った組織であれば、国なんて関係ないですよ。
とここだけ気になったので、コメントでした。