第142回「ASKA Terminal Melody」〜ゲスト「原田真二」さん
真二に褒められたのは嬉しいなぁ。
と、いきなり「真二」など呼び捨てにしていますが、先週、少しだけ話したようにエンジニアの「石やん(石塚良一)」と、スタジオではいつも「真二」と言いながら彼のことを話していたからね。
なので、初対面の時、なんだか「原田」さんとは言えなくてね。
即座に、
A「オレファンでさ、真二って呼ばせてもらうね」
H「😀」
が、出会いだったな。
ジャネットさんが語っていたように、彼のデビューは鮮烈だった。
とにかく甘いマスクで、鍵盤を弾きながら歌うわけでしょう?
今も、あの頃の真二が歌ってる姿を鮮明に覚えてる。
「前歯」
そう、歌いながら時々見せる「歯」が笑顔をより清涼にしてた。
と、いう僕が持ってた印象とは違う「原田真二」になろうとしていたのか。
C&Aのアルバム「PRIDE」
これはデビュー10周年にリリースしたアルバム。
2枚組にした。
1枚は通常のオリジナルアルバム。
もう一枚は、10年を振り返り4曲のセルフカバー。
僕は「MOON LIGHT BLUES」と「熱い想い」を。
CHAGEは「嘘」と「終章(エピローグ)」を。
編曲を誰にしてもらおうかという話をしていた場所がスタジオだった。
エンジニアが「石やん」でしょう?
すぐに顔が浮かんだ。
A「真二に編曲お願いするのは失礼かな?」
石「そんなことないよ、連絡してみようか?」
快諾だった。
二人の打ち合わせはなかったと思うな。
石やんから、真二の意向を聞いた。
「自分がやるんだったら、ロック色の強い『MOON LIGHT BLUES』にさせてもらいたい」
だった。
もちろんだよ、真二のやりたいようにやって欲しかったんだから。
ライブの「MOON LIGHT BLUES」を聴いてもらって、そのままスタジオで初対面。
A「オレファンでさ、真二って呼ばせてもらうね」
H「😀」
に、繋がる。
「天才」と言われる人はたくさんいるけど、僕にとっての「天才」と呼べるアーティストのひとりが原田真二。
スタジオに入って、リズム録りの時、
H「一ヶ所、どうしてもこのコードを使いたいんだけどいいかなぁ?」
A「どこ?」
H「ここ。メロディ変わっても良い?」
A「どんな風に?」
の場所が、
2番の「A"」
「薄めに引いた紅が綺麗でしょう」の「でしょう」の部分。
当時、僕には、このブルースのフィーリングはなかったから、真二のアドバイスどおりに再現した。
A「なんか、できてるようでできてないね」
H「一音一音鍵盤が変わるのを頭で浮かべながら歌えばそうなるよ」
そうなった。
あの時だね、
「スティビー・ワンダーを初めとする黒人ボーカリスト独特の歌い回しはこうなってたのか」
と、いう気づきをくれた。
歌入りの「お・ね・が・いーだから」もそう、真二のアイデア。
音楽がどんどん面白くなっていった頃の真二との出会い。
あれから、もう約34年会ってないのか。
また、一緒にスタジオに入ることができたら良いですね。
ミュージシャン同士でスタジオに入ると、必ず何か特別なモノを得ることができるから。
「原田真二」さん、
先週、今週、2週に渡ってのゲスト出演、ありがとうございました。
ASKA(2023/10/22 11:22)
P.S.
余談だけれど、ふと思い出したことがある。
真二じゃなかったけ?
ロンドンに行って、ポール・マッカートニーの家のインターフォンを鳴らしたのは?
会うことは叶わなかったけれど、会いに行ったミュージシャンって真二じゃなかったかなぁ。
記憶違いだったらごめん。
「あの当時の真二ならやってそう」という記憶でセーブされてる。
と、いきなり「真二」など呼び捨てにしていますが、先週、少しだけ話したようにエンジニアの「石やん(石塚良一)」と、スタジオではいつも「真二」と言いながら彼のことを話していたからね。
なので、初対面の時、なんだか「原田」さんとは言えなくてね。
即座に、
A「オレファンでさ、真二って呼ばせてもらうね」
H「😀」
が、出会いだったな。
ジャネットさんが語っていたように、彼のデビューは鮮烈だった。
とにかく甘いマスクで、鍵盤を弾きながら歌うわけでしょう?
今も、あの頃の真二が歌ってる姿を鮮明に覚えてる。
「前歯」
そう、歌いながら時々見せる「歯」が笑顔をより清涼にしてた。
と、いう僕が持ってた印象とは違う「原田真二」になろうとしていたのか。
C&Aのアルバム「PRIDE」
これはデビュー10周年にリリースしたアルバム。
2枚組にした。
1枚は通常のオリジナルアルバム。
もう一枚は、10年を振り返り4曲のセルフカバー。
僕は「MOON LIGHT BLUES」と「熱い想い」を。
CHAGEは「嘘」と「終章(エピローグ)」を。
編曲を誰にしてもらおうかという話をしていた場所がスタジオだった。
エンジニアが「石やん」でしょう?
すぐに顔が浮かんだ。
A「真二に編曲お願いするのは失礼かな?」
石「そんなことないよ、連絡してみようか?」
快諾だった。
二人の打ち合わせはなかったと思うな。
石やんから、真二の意向を聞いた。
「自分がやるんだったら、ロック色の強い『MOON LIGHT BLUES』にさせてもらいたい」
だった。
もちろんだよ、真二のやりたいようにやって欲しかったんだから。
ライブの「MOON LIGHT BLUES」を聴いてもらって、そのままスタジオで初対面。
A「オレファンでさ、真二って呼ばせてもらうね」
H「😀」
に、繋がる。
「天才」と言われる人はたくさんいるけど、僕にとっての「天才」と呼べるアーティストのひとりが原田真二。
スタジオに入って、リズム録りの時、
H「一ヶ所、どうしてもこのコードを使いたいんだけどいいかなぁ?」
A「どこ?」
H「ここ。メロディ変わっても良い?」
A「どんな風に?」
の場所が、
2番の「A"」
「薄めに引いた紅が綺麗でしょう」の「でしょう」の部分。
当時、僕には、このブルースのフィーリングはなかったから、真二のアドバイスどおりに再現した。
A「なんか、できてるようでできてないね」
H「一音一音鍵盤が変わるのを頭で浮かべながら歌えばそうなるよ」
そうなった。
あの時だね、
「スティビー・ワンダーを初めとする黒人ボーカリスト独特の歌い回しはこうなってたのか」
と、いう気づきをくれた。
歌入りの「お・ね・が・いーだから」もそう、真二のアイデア。
音楽がどんどん面白くなっていった頃の真二との出会い。
あれから、もう約34年会ってないのか。
また、一緒にスタジオに入ることができたら良いですね。
ミュージシャン同士でスタジオに入ると、必ず何か特別なモノを得ることができるから。
「原田真二」さん、
先週、今週、2週に渡ってのゲスト出演、ありがとうございました。
ASKA(2023/10/22 11:22)
P.S.
余談だけれど、ふと思い出したことがある。
真二じゃなかったけ?
ロンドンに行って、ポール・マッカートニーの家のインターフォンを鳴らしたのは?
会うことは叶わなかったけれど、会いに行ったミュージシャンって真二じゃなかったかなぁ。
記憶違いだったらごめん。
「あの当時の真二ならやってそう」という記憶でセーブされてる。
COMMENT
第142回「ASKA Terminal Melody」〜ゲスト「原田真二」さんのコメント
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ニックネーム:ロジャー僕の中で印象に残ってる「ASKAさんと原田さんのご縁」は、フォーミュラレースを題材にしたアニメ『F』です。
OPとEDが同時に2代目に切り替わった時、OPはASKAが提供された「LOVE AFFAIR(歌:清水宏次朗さん)」で、
EDが原田さんご自身が歌う「You are my Energy」と言う曲でした。 -
ニックネーム:ゆきの原田真二さんは広島出身ですね。原田さんの甘い歌声は大好きでした。いつかASKAさんとのセッションみてみたいです。
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ニックネーム:Le Ciel Bleu最初にお小遣いで買ったアルバム(LPレコード)が原田真二でした。
最初に美術の授業で描いた人物画(言えるものではない)も原田真二。カーリーヘアのビーバースマイル。世良公則、Char、原田真二の中では断然原田真二でした‼️
PRIDEの中の「Moonlight blues」のアレンジが原田真二と知った時は、そう来るかと思いながら聴いたものです。 -
ニックネーム:usaまだASKAさんと出会う前…当時のアルバム「Feel Happy」だったかな?あの中の「黙示録」が大好きでした。PRIDEのアルバムに編曲「原田真二」のお名前を見つけた時は、何か点と点が繋がった気がしたのを思い出しました。また一緒にされることがあるのならとても嬉しいミュージシャンのお一人です🙏🏼
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ニックネーム:みっちゃん🌸当時はまだファンになりたてでして、「MOON LIGHT BLUES」を初めて聴きましたのが、まさにこのアルバムでした。
この時の印象が強烈で、私の中の「MOON LIGHT BLUES」はこれ!なのです。
ですので、オンエアを聴きながら当時をとても懐かしく思い出していました。
原田真二さんのラジオから聴こえてくるお声が、「ASKAさんに似てる」と思ったのは気のせいでしょうか🤔