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今、台湾スタッフとの食事会を終えて部屋に戻りました。

その打ち合わせ内容はいつかお話しするとして、
今日は、また縁深いことが起こった。

以前、このブログで紹介したことがある中国のシンガー。
中国版「アメリカンアイドル」に出演してる時に見つけたんだよね。
直ぐに魅了されてね。

なんと言うか、撃ち抜かれた。
彼女の名前は「张碧晨（ツュアンビ・チェン）」

僕が彼女を見つけたのは、どうやら少し経っていた時らしい。

https://www.youtube.com/watch?v=sOMPsNxO4cI

直ぐに、彼女に連絡した。
しかし、すでにその年の年末歌番組に出演するシンガーになっていた。

なぜ、直ぐに連絡ができたか。

僕の歌に「Girl」という曲がある。
その曲を、中国の国民的歌手「那英（ナー・イン）」がカバーして３ヶ月間チャートで１位になった。
「ツュアンビ・チェン」は、その「ナー・イン」にボーカル指導受けていたから。

こんな偶然ってあるもんなんだなぁと思った。
そんな２人が番組でデュエットをしていた。

https://www.youtube.com/watch?v=x6Uy0fcK5Ok

その後「ツュアンビ・チェン」は中国のスターダムに上ったけど、彼女の歌はどれもバラード。
なので、僕は「百花繚乱」を彼女に歌わせたいと思い、曲を事務所に送ったのだけれど、やはりビート感のある曲に挑戦させることは、まだ怖いと。

すごく丁寧なお返事をいただきました。
最後に「いつか一緒にコラボができる日をお待ちしています」と、書いてもあった。


前回、台湾でライブを行う前に記者会見を行った。
その会見中、男性若手アーティストがサプライズで、僕にプレゼントを持ってきてくれた。
記者たちがどよめいたので、台湾における彼の人気がわかった。

彼は、

「僕の音楽はASKAさんの音楽でできています」（どこかで聞いたセリフ）

と、語ってくれた。
チョコレートでできた「マイク」をプレゼントしてくれた。
その「マイク」は、今も僕の部屋に飾ってあります。

彼は、僕の名前をステージネームに使ってくれていた。

「 楊宗緯（アスカ・ヤン）」

今、中国で売れに売れていると言う。
そのマイクを見るたびに「彼は元気かな？」と思い出していた。

ちょうど、１週間くらい前かな。
彼女（ツュアンビ・チェン）のことを思い出していた。

まだ、歌を歌っているのかな？
もし、引退していたとしたら残念だなぁ。一度一緒に仕事をしたかったなぁと。

今日、台湾スタッフから、この番組に出演しませんか？
と、ある歌番組の動画を見せられた。

その動画では男性歌手と女性歌手がデュエットをしていた。
あの時の２人。

「アスカ・ヤン」と「ツュアンビ・チェン」

だった。

https://www.youtube.com/watch?v=my4mckUsyfk

こんなことってあるんだなぁ。

台湾スタッフに、

「二人に『８月の東京公演ファイナルに招待します』と、伝えてください」

と、伝えた。

今日は、なんてエキサイティングな日なんだ。


ASKA(2023/5/23 20:23)