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第63回「ASKA Terminal Melody」~ゲスト2週目「尾崎裕哉」君

先週に続いて「尾崎裕哉(ひろや)」君が、出演してくれました。

彼が選んでくれたのは、

「MIDNIGHT 2 CALL」

だったか。

この曲、もう多くの方がご存知のように「シブガキ隊」の「布川敏和(通称フッ君)」君に書いた曲でした。
当時、僕は先日語った「中目黒」に住んでいました。

その前は、渋谷の「神泉」。
その「神泉」に住んでた頃、ジャニーズ事務所でマネージャーをしている方の家に呼ばれた。
そこに「フッ君」が居たわけです。

すごく人懐っこかったな。
そこで電話番号を伝えてからだな、親しくなったのは。

その後、僕は中目黒に引っ越し。
引っ越しして間も無く、テレビ番組で「シブガキ隊」と一緒になるわけです。

その時、

「遊びに来いよ」
「はい、行きます」

このような会話の後、すぐにフッ君から電話がありました。
僕が、毎月のお給料分だけの家に住んだことは、もうここで語ったかな。
確か、あの頃「20万円」だった。

で、借りたマンションは月「22万円」

毎月のお給料を当てにするミュージシャンではダメだと思ったんです。

「自分は音楽で食べて行く。お給料をやりくりして生活したくない。楽曲の印税で食べて行くんだ」

こう書くと、カッコ良く見えますが、今から思えば、無謀な生き方でしたね。
でも、今でも根底にはそういうところが確かにある。

住む街東京。
26歳で3LDKのマンションに住んだ。

そこは1階が喫茶店でしたから、その喫茶店の方が天井を防音にしてくれてたんですね。
なので、音は出し放題でした。

ピアノを買った。
ようやく曲を作れるくらいのコードを押さえられるようになった。
「弾ける」なんてもんじゃないです。
コードを鳴らす程度。

そんな時にフッ君が遊びに来てくれたんだな。

二人で1時間ほど話していた時だったかな。

「今度、アルバムを作るんです。そのアルバムにはソロで歌う曲が必要で・・・。曲を書いてくれますか?」

と。

「こっちにおいでよ」

と、別の部屋においてあったピアノで、おもむろに歌ってみた。

「こんな感じどう?」
「すごく好きです」

それが「MIDNIGHT 2 CALL」のスケッチとなるメロディでした。

その後、事務所に正式に楽曲依頼がありましたので、完成させました。

そうだね。
「MIDNIGHT 2 CALL」が、ジャニーズとの出会いの曲になり、
その後「光GENJI」へと繋がったんだった。

フッ君が歌った「MIDNIGHT 2 CALL」を、同じ「シブガキ隊」の「本木雅弘」君がカバーしたことも大きかったかな。
ジャニーさんの頭の中に 僕がインプットされたのは、そのような出来事があったからでしょう。

「職業作家ではなく、アーティストに楽曲を任せてみる」

そうか、それで「光GENJI」だったか。
ブログによる回帰って面白い。
今、繋がった。

その「MIDNIGHT 2 CALL」を、僕のソロアルバム「SCENE」でセルフカバーした。
それを、アメリカに住んでいた「尾崎裕哉」君が聴いていた。

編曲家「十川知司」に友人を紹介された。
その友人は、ライブのエンジニア(ミキサー)だった。
その彼と親しくなった。

親しくなった彼が「尾崎裕哉」君を連れて、僕のリハーサルを見に来た。
そこで「裕哉」君を紹介された。

あの時、口数が少なかった裕哉君は、僕を「怖い人」だと思っていたんだ?
それで、緊張していたのか(笑)

今日の「ASKA Terminal Melody」で、それが分かったよ(笑)

君にしかできないことをやっていけばいいんですよ。
君の声はお父さん譲り。

その声の音色にお父さんを感じるファンがいて当たり前。
当たり前の中で、尾崎裕哉を確立していこう。

君にしかできないことなんだから。
って、先週も書いたか(笑)

21日(木)、
また一緒のステージに上がれることを楽しみにしています。

「尾崎裕哉」君、
2週に渡ってのゲスト出演、ありがとうございました。


ASKA(2022/4/17 25:48)