TOPに戻る

53歳かぁ・・・。

直接お会いしたことはありませんでしたが、
僕の友人関係では、すぐ近くの方でした。

その昔、

「姿三四郎」というドラマがあったんです。

いま調べましたら、

「1963年11月〜1964年5月」
フジテレビ系列での放送だったんですね。

僕は、小学校に上がる頃、
1週間の、朝から晩までの全チャンネルの番組を間違えることなく言えました。
もちろん、福岡では放送局が少なかったのもありました。

「姿三四郎」

あ〜もう何曜日に放送だったか、今は覚えてないなぁ。
日曜日？

7時から？
7時半から？

元々は小説だったようですが、
僕が知ったのは、

「倉丘伸太郎」さんが主役のドラマでした。

映画、ドラマ、アニメ、
多くの「姿三四郎」があったんですね。

僕が5歳の時か。
毎週欠かさず、観てたなぁ。

あれは、和尚さんだったかな？

姿三四郎が、お寺の池に放り込まれ、
池の中の杭にしがみついて、
涙を流しながら

「和尚ー！！」

そう叫んでいた場面を覚えています。

その「三四郎」により、

「平成の三四郎」

と、言われていましたのが「古賀稔彦」さんでした。
53歳か。

早過ぎるなぁ・・・。

この模範指導、観ていた生徒が思わず声を上げています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210324/movie/k10012932601_202103241028_202103241029.html?stamp=20190422&movie=false
　　　　　　　　　　　NHKニュースより転載　

左手で、相手の右腕を一度下に振ります。
振られた相手は、何か仕掛けられたと感じて、
下に振られた腕を、元の位置に戻そうとして自ら上げようとするわけです。
慌てて上げようとした腕は、反動で元の位置より必ず上に上がってしまうものです。

そこに気を取らせたその瞬間に、相手の中に入って行き、
右足をかけ、動けなくさせたと同時に、相手の右手を投げる方向に思い切り引き、
同時に右手を折り曲げて脇を締め、最短距離で、相手を投げるほうに押し上げて放り投げるようにして叩きつける。

僕は「柔道」の経験はありませんので、僕が観たまんまで語っていることに間違いがありましたら、
柔道経験者の方、どうぞ指摘してください。

武道は、どれも共通することがあります。
相手の力を利用するということです。

僕は、上の動画を観て芸術技を感じます。

同時期の盟友、
吉田秀彦氏の、

「突然のことで、信じられない」

癌を患っていたことは、
近しい人でもほとんどの方たちは知らなかったんでしょうね。

バルセロナ金メダルをリアルタイムで知っている僕らの世代には、
大変ショックな悲報です。

「平成の三四郎『古賀稔彦』選手」

試合を観ていても、

「必ず勝つ人」

でした。

もっともっと、
たくさんの優秀な選手を育て続けて欲しかったという思いでいっぱいです。

古賀稔彦さん、
今生で、あなたの芸術技を観れましたことは幸せでした。

ありがとうございました。


ASKA(2021/3/24 17:32)