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昨日の占星術の話で、みなさん盛り上がっていますね。

あれは、「万里の河」のリリース後でしたね。
もうすでに若い人たちは、僕の顔を知っていてくれていた頃でしたが、
まだ、老若男女が、知ってくれるには、ほど遠かった頃です。

渋谷センター街には、よく行ってましたね。
東京に出てきてから、僕は渋谷しか知らなかった。

友人と食事をするのも、待ち合わせするのも、いつも渋谷でした。

以前から、気になっていた人が居たのです。

センター街から、一本入った路地？
そこに、一人の手相見がいたのです。

いつも同じ場所で、小さなテーブルを置いてそのテーブルに白い布を掛け、
大きな「虫眼鏡」とともに座っていらっしゃいました。

いつも気になってた。

だったら、一度は見てもらっておこうと、その前に立ったのです。

その手相見は、どうだろう？70歳は過ぎていたと思います。
23歳だった僕には、もう「おじいちゃん」ですよね。

10分以内で、終わりました。

色々、お話をしてくれた中で、
二つだけ、覚えていることがあります。
以下、「手相見」を「手」とします。

手「君は、学生さん？」

もちろん、その手相見の推定年齢からは僕を知らなくて当然です。
自分の仕事を伝えると、その先のことを言われてしまうのが少々怖かった僕は、

「はい」と、答えました。

手「学生を辞めて、すぐに芸能界に入りなさい」
僕「え？」
手「私のところには、たくさんの芸能人が来ます。がっかりさせないよう、あんまり悪く言わないように伝えるのが難しくてね。私は、この仕事を始めてもう長いけど、こんな芸能線、運命線を持った人に出会ったのは始めてですよ。早ければ早い方がいい、すぐに学生を辞めて芸能界に入りなさい。」

「万里の河」がヒット曲の仲間入りをしていた頃です。

僕「そうなんでしょうか？」
手「君は、海外でも仕事をすることになりますよ。大学はどこ？」

僕は、確か「日体大」と答えた記憶があります。

手「何年生？」
僕「4年生です」
手「4年生か。ここまで来て卒業を辞めるのは勧めちゃいけないな。将来の仕事を決めてますか？」
僕「いえ、まだ迷っているところです」
手「それなら、卒業したらすぐに芸能界に入りなさい。早い方がいい。手相というものは、変化します。
君が、もし、芸能界に興味があるなら、すぐに入りなさい」

芸能界というか、
音楽業界に入って、僕は、何の苦労もせず42年間活動できてます。

そして、もう一つのキーワード,

「海外」

多くの反対を押し切って、アジアツアーに踏み切ることができたのは、
あの「手相見」の「海外で仕事をする」が、僕の潜在に組み込まれていたのかもしれませんね。

このような経験が、僕はありますので、
一概に、占いというものを否定しないのです。

昨日のみなさんのコメントを拝見しながら、
あの時のことを思い出しました。


ASKA(2021/1/15 11:03)