竹刀製造工場【追記】
昨日、父、91歳の誕生日を92歳と書いてしまいました。
昭和4年生まれ。
もうすぐ、91歳です。
以前、僕が持っている刀をお見せしたことがありました。
太刀(大太刀)2本、小太刀1本。
刀で素振りをすると、自分の振りが真っ直ぐに振り落とされていないことがよくわかりました。
少しでも中心線を外れると、身体のバランスが壊れますので、しっかり斬ってないのがよくわかります。
家での素振りは、もっぱら刀でやっています。
その刀を僕に譲ってくれた先生と「西日本防具店」を訪問し、
僕に合ったバランスの良い竹刀を選びました。
僕は、楽器でもそうですが、職人さんが精魂込めて形となった物は、
必ず、お金を出して買うようにしています。
プロの作品を「ただ」でいただくわけにはいきません。
しかし、昨日は、もうお断りするのが失礼となる空気が漂っていましたので、
竹刀をいただき、その代わり、「皮」の「ツバ(手元で円を描く刀を防御する部分)」を、
買わせていただきました。
そして、そのまま竹刀を製造している工場に行ってきました。
山口県から、社長さんが来てくれていました。
ここから全国の竹刀の竹が出荷されています。
日本竹、中国竹など、すべてここに集まっています。
竹の「質」は、日本も中国も変わらないとのことでした。
これが、竹です。
大きいでしょう?
工場内です。
竹刀には、小中生、そして一般での長さ、重さが決められており、
切られた竹は、こうやって竹の水分を飛ばします。
下の赤くなった部分は「熱線」ですね。
そして、1本1本左右から圧力をかけ、真っ直ぐにします。
どんな竹刀でも、特注で作っていただけるとのことでしたので、
濃いめの「茶」から「黒」に近い色の竹刀をお願いしていました。
これが、その原型です。
ただ、残念ながら、この竹には虫が食ったものがありまして、
圧力を加えると簡単に折れてしまい、今回は諦めました。
濃い色の竹刀には魅力がありましたから、稽古に使用せずとも、持っていたいとは思ったのですが、
職人さんのプライドもあるでしょうから、無理なお願いは控えました。
昔と違って、現在の竹刀が折れにくいのには、このような過程での進化があったんですね。
竹刀の色を濃くするには、購入後、4本で組み合わさった竹刀の竹をバラし、
「椿油」で何度も何度も拭き上げ、1年ほど寝かしておけば、そのようになります。
「飴色」になるんですよね。
僕の注文は、もっと「黒」に近い「茶」でしたので「椿油」ではそうなりません。
製造過程で、色をつけておかなくてはなりません。
いつか、自分の特注の竹刀を手にしてみたいですね。
さて、白熱しています「アメリカ大統領選」。
テレビとネットでは、全く逆の展開になっています。
どちらが真実を伝えているのかは、やがて分かる事になりますね。
一昨日の時点で、「不正」を認めた1000を超える「宣誓供述書」が集まっていました。
しかし、例え、最高裁で判決が出たとしても、国民は分かれるでしょう。
不正が事実であれば、それは、必ず明かされます。
トランプさんは「自由のアメリカ」を掲げて立ち向かっています。
しかし、
「試合に勝って、勝負に負ける」ことがありえるとのことでした・・・。
「これから僕らはどうなっちゃうんだろう」
僕の親しい友人はコメンテーターとしてテレビに出演するとき、
「これに関しては触れないで欲しい」
と、言われる時があると言います。
それに触れると、番組降板もあるのでしょうね。
音楽生活、約42年、
僕の前にも、権力が立ちふさがった時がありました。
僕は、この性格です。
これは直りません。
権力は確かに強い。
しかし、その権力を奪うことができるのは、
未来に希望を持った国民であり、大衆であるということは断言できます。
本日は、あえて一般ブログにしました。
コメントされる方には、どうかご配慮をお願いいたします。
ASKA(2020/11/23 15:41)
追記:
そうそう、
ご紹介した竹刀の製造工場さん。
以前、
「世界!ニッポン行きたい人応援団」
で、紹介されたことがあるそうです。
いつの回だろ?
うーん、残念。
たまたまだな。観てませんでした。。。
昭和4年生まれ。
もうすぐ、91歳です。
以前、僕が持っている刀をお見せしたことがありました。
太刀(大太刀)2本、小太刀1本。
刀で素振りをすると、自分の振りが真っ直ぐに振り落とされていないことがよくわかりました。
少しでも中心線を外れると、身体のバランスが壊れますので、しっかり斬ってないのがよくわかります。
家での素振りは、もっぱら刀でやっています。
その刀を僕に譲ってくれた先生と「西日本防具店」を訪問し、
僕に合ったバランスの良い竹刀を選びました。
僕は、楽器でもそうですが、職人さんが精魂込めて形となった物は、
必ず、お金を出して買うようにしています。
プロの作品を「ただ」でいただくわけにはいきません。
しかし、昨日は、もうお断りするのが失礼となる空気が漂っていましたので、
竹刀をいただき、その代わり、「皮」の「ツバ(手元で円を描く刀を防御する部分)」を、
買わせていただきました。
そして、そのまま竹刀を製造している工場に行ってきました。
山口県から、社長さんが来てくれていました。
ここから全国の竹刀の竹が出荷されています。
日本竹、中国竹など、すべてここに集まっています。
竹の「質」は、日本も中国も変わらないとのことでした。
これが、竹です。
大きいでしょう?
工場内です。
竹刀には、小中生、そして一般での長さ、重さが決められており、
切られた竹は、こうやって竹の水分を飛ばします。
下の赤くなった部分は「熱線」ですね。
そして、1本1本左右から圧力をかけ、真っ直ぐにします。
どんな竹刀でも、特注で作っていただけるとのことでしたので、
濃いめの「茶」から「黒」に近い色の竹刀をお願いしていました。
これが、その原型です。
ただ、残念ながら、この竹には虫が食ったものがありまして、
圧力を加えると簡単に折れてしまい、今回は諦めました。
濃い色の竹刀には魅力がありましたから、稽古に使用せずとも、持っていたいとは思ったのですが、
職人さんのプライドもあるでしょうから、無理なお願いは控えました。
昔と違って、現在の竹刀が折れにくいのには、このような過程での進化があったんですね。
竹刀の色を濃くするには、購入後、4本で組み合わさった竹刀の竹をバラし、
「椿油」で何度も何度も拭き上げ、1年ほど寝かしておけば、そのようになります。
「飴色」になるんですよね。
僕の注文は、もっと「黒」に近い「茶」でしたので「椿油」ではそうなりません。
製造過程で、色をつけておかなくてはなりません。
いつか、自分の特注の竹刀を手にしてみたいですね。
さて、白熱しています「アメリカ大統領選」。
テレビとネットでは、全く逆の展開になっています。
どちらが真実を伝えているのかは、やがて分かる事になりますね。
一昨日の時点で、「不正」を認めた1000を超える「宣誓供述書」が集まっていました。
しかし、例え、最高裁で判決が出たとしても、国民は分かれるでしょう。
不正が事実であれば、それは、必ず明かされます。
トランプさんは「自由のアメリカ」を掲げて立ち向かっています。
しかし、
「試合に勝って、勝負に負ける」ことがありえるとのことでした・・・。
「これから僕らはどうなっちゃうんだろう」
僕の親しい友人はコメンテーターとしてテレビに出演するとき、
「これに関しては触れないで欲しい」
と、言われる時があると言います。
それに触れると、番組降板もあるのでしょうね。
音楽生活、約42年、
僕の前にも、権力が立ちふさがった時がありました。
僕は、この性格です。
これは直りません。
権力は確かに強い。
しかし、その権力を奪うことができるのは、
未来に希望を持った国民であり、大衆であるということは断言できます。
本日は、あえて一般ブログにしました。
コメントされる方には、どうかご配慮をお願いいたします。
ASKA(2020/11/23 15:41)
追記:
そうそう、
ご紹介した竹刀の製造工場さん。
以前、
「世界!ニッポン行きたい人応援団」
で、紹介されたことがあるそうです。
いつの回だろ?
うーん、残念。
たまたまだな。観てませんでした。。。
COMMENT
竹刀製造工場【追記】のコメント
-
ニックネーム:tamagoASKAさん、お早うございます☺️
工場の写真、有難うございます。 -
ニックネーム:vision-uniお父様、ウチの母と同い年です。
母は数年前に認知症になり
股関節骨折→肋骨骨折 を経て
結果、自宅での生活が難しくなりました。
老人保健施設→特別養護老人ホーム に至っています。
お父様、とてもお元気ですね。
羨ましいです。 -
ニックネーム:Alfarogeこんばんは😃工場のお写真ありがとうございます✨竹刀がどのように作られるのかASKAさんから剣道のお話を聞くようになってから興味を持っていたので様子がわかって面白かったです。今日久しぶりに父親と色々な音楽の話をしていたのですが父が高校の時体育の授業は京都の武道場である旧武徳殿だったと話してくれました。そんな会話の矢先の後のブログの内容でございました✨
-
ニックネーム:ひまわり&洋ちゃん工場見学の写真、たくさん見せてくださり、ありがとうございます。小学生の時は、大きなハイテクな工場見学をしたことがあります。でも、竹刀の工場を見ると、日本の後継者不足の心配…文化や伝統のある職人さんの工場見学を、もし子どものうちに知ることが出来たら、物も大事にしますし、将来の夢の幅も広がるような気がします。
と、いう感想をASKAさんの写真と解説から思いました。ASKAさんの言葉は、いつも夢を見せてくれますね!「I can do!」と思わせてくれる不思議なパワーがありますね? -
ニックネーム:haruharuおはようございます。91歳は未知の世界、見えるものもの、感覚も、別次元なんでしょうね。竹刀がどのように製造されるか、楽曲がどのように創造されるか、珈琲豆はどのように造られてれのか、知らないことだらけですね。どんな状態になっても、素晴らしい技術や情熱までは無くならないと思いました。ありがとうございます。