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先日の「ニック物語」のコメントの中に、

「犬は、人の臭いで気がつくのでは？」

と、いうのがいくつかありました。

これはですね。

気がつかないのです。

犬も人間と同じように、姿、形で識別します。

しかし、ここぞという時には、
臭いを嗅ぎ分けるためのゾーンに入ることができます。

その時の嗅覚力は、
人間の100万倍とは、よく言われる話です。

「100万倍」

は、キリが良い数字ですから、
そのように言われてるのでしょう。

100万倍以上あるという専門家の方も多いですね。

警察犬などは、より訓練されていますので、
1000万倍あるという話を聞いたことがあります。

ですので、
僕と、4年ぶりに会ったニックには、
離ればなれになった僕の、その頃の身長、髪型などが記憶されていましたので、
4年間の間に成長していた僕のことに気がつかなかったのですね。

両親は、それほど変わっていなかったかと思いますが、
そこは、人と同じで、記憶です。

やはり、記憶は薄れている。

ある日、突然、
「家族4人」が繋がったのかもしれません。

そして、懐かしの家の玄関まで来て、
嗅覚がゾーンに入り、確信を持ったのでしょうね。

ガシっガシっ！！

と、玄関を叩いた時には、
もう、目の前に現れる僕ら家族を浮かべていたのだと思います。

ニックとの思い出は、まだ、たくさんありますので、
映画になったら、本当に大ヒットするかもしれませんね。

いつか、僕は、

「ワニのいた沼」

に、朝早く一人で見に行ったように書きましたが、
実は、ニックも連れていったのです。

だって、ほら
ひとりでは怖いから・・・。



ASKA(2020/5/1 15:15)