TOPに戻る

「YouTube用」の動画を編集していますが、

「あれ？あの曲が入ってない・・・」

なんてのがいくつもあります。

その昔「ライブビデオ」の撮影は、そのビデオの長さの制限により、収録できる曲数に限りがありました。
撮影打ち合わせの段階で、収録する曲を決めてから撮影をしていたんですよね。

ですので、収録日のカメラチームは、

「この曲は収録外だな」

と、なり、ライブ全編は収録していないのです。

今から思えば、「なんて惜しいことを」と思いますが、当時は、それが当たり前でした。

間もなく時代は「レーザーディスク」となりました。
アナログレコード盤くらいの大きさで、今の「CD」のような銀の光沢を放つディスクでした。

それまで映画だけしかリリースしていなかった「レーザーディスク市場」に、
C&Aは「ライブ映像」として飛び込んでいきました。

「The 夏祭り〜大阪城(西の丸庭園)ライブ」

あれが、音楽モノの「レーザーディスク」の幕開けになりました。
あの1枚は、たくさんの方々に協力を頂いての実験リリースとなったのです。

C&Aを応援してくれていた方々が、一斉に「レーザーディスク」のハードを買ってくれました。
それまで低迷していました「レーザーディスク市場」が一気に活気づきましたのは、
あの1枚のディスクが切っ掛けだったんですよね。

そして、時代は「DVD」になりました。

C&Aのライブは、3時間を超えることも珍しくなかった。
ですので、「DVD」でさえ収まりきれなかった曲がありました。

しかし、その頃はすべての楽曲を収録するようになっていましたからね。

「ライブ映像は記録だ」

と、いう気持ちに変わっていたのです。
ただ、全曲記録していても、「編集」「Mix Down」はリリース曲しか行っていないんですよね。

「2枚組」が主流になってからは、全曲収めることができてます。
でも、やはり、ディスクを入れ替える時に「続きは、また今度」になりますからね。

現在では、有り余るくらいのディスク容量を誇る「Blu-ray」になりましたから、
そんなこともなくなりました。

僕も自分の音楽活動の記録は残していたいな。
任せてくれるなら、昔、収録を諦めた楽曲を完全版として作品にしたいな。

など、
今、「YouTube用」の編集を行いながら、そんなことを考えていました。


ASKA(2020/4/15 16:03)